フィリピンの医療事情
フィリピンの医療制度は自由診療となっており、病院やドクターにより医療水準や医療費が異なってきます。
日本のような国民皆保険制度ではないため、一般的には保険への加入が必要になってきます。
日本人;
駐在員など日本で海外旅行傷害保険に加入できる場合は同保険に加入されることをお勧めします。海外旅行傷害保険への加入が難しい場合は、
現地での医療保険への加入をお勧めします。
フィリピン人従業員;
フィリピンでは正社員に登用されると会社から医療保険がベネフィットとして供与されることが一般的です。
フィリピンの医療保険(HMOと呼ばれることもあります)は日本の健康保険に近いイメージの民間の保険です。
フィリピンの災害
フィリピンはあらゆる自然災害が発生する国です。
台風や洪水をはじめ、落雷、火山の噴火、地震による被害が過去発生しています。
また漏電などによる火災発生の頻度も高くなっています。
火災保険に加入することにより、これらの災害に備えることができます。
フィリピンのインフラ
フィリピンではコンドミニアム、工場といった建物の建設から空港、鉄道、
道路、ダム、海底ケーブル、火力・地熱・水力・風力発電所など様々なインフラ拡張・整備のための工事が各所で行われています。
インフラ関係のプロジェクトでは契約時に各種保険の手当を求められることが多くあります。各種ボンド(Performance Bond, Bid Bond, Guarantee Bond)、
資材搬入の海上保険(Marine Cargo Insurance)、建設工事保険(CAR : Contractor’s All Risks )、組立保険(EAR : Erection All Risks)、
自動車保険、労災・傷害保険などが必要になってくるかと思います。
フィリピンでの賠償責任
日本を含めた先進国では他人に損害を与えてしまった場合に高額な賠償責任が発生し、それに備えるために賠償責任保険に加入することが一般的です。
フィリピンでも状況により賠償責任が発生しますが、賠償額はそれ程高くなく自動車の対人賠償でも強制保険では20万円程度の補償、
また被害者になった場合は泣き寝入りを余儀なくされることもあります。
例えば自動車事故では、相手側に過失があったとしても相手からの賠償が期待できないことが多く、自分が加入している自動車保険の車両保険で対応するということが多々あります。