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08 Apr

【フィリピンの保険情報】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連/遠隔診療(オンライン診療)について

日本でも遠隔診療(オンライン診療)の導入が積極的に検討されているようですが、フィリピンでは既にこのサービスが存在しております。

4月6日にはDOH(フィリピン保健省)より、医師による無料電話相談サービスをメトロマニラの住民向けに始めたとのアナウンスがありました。

医師に直接相談ができるものですが、このサービスは処方箋の発行は含まれず、医療行為ができませんのでご注意ください。

画像:医師による無料電話相談サービスに関するDOHの案内

 

遠隔診療は日本人にはあまり馴染みがありませんが、欧米ではある程度普及しています。
DOHの提携先であるMEDGATE社はスイスの会社ですし、アメリカでもその国土の広さ故近くに病院がない場合も多く、遠隔診療はかなり進んでいるようです。


フィリピンでは、HMOのサービスとして付帯されている場合が多く見られますが、以下のようなメリットがあります。
◆原則、無料で利用できる(一部HMOでは保険の使用にカウントされるケースあり)
◆病院までの移動に要する時間、病院内で待たされる時間がセーブできる
◆24時間365日受け付けているので、深夜、休祭日の発病時に対応できる
◆院内感染の心配がない

 

更に、プランによっては処方箋を発行してくれたり、薬のデリバリーまで可能なものもあります。
医療電話相談件数のうち8割は電話のみで解決し、検査等を要し別途病院を紹介されたのは2割のみというデータもあるようです。

最近は通信技術も進み、ビデオコールも可能ですし、発疹などの場合は画像を送って症状を見せることも可能です。

遠隔診療(オンライン診療)について改めて積極利用を検討する必要があるかもしれません。